kiminori.me 勝手にベストアワード 2025

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    2025年に個人的に出会ってよかったモノやコトのまとめです。

    これ is 何

    • 僕が2025年に出会ったモノやコトのうち、特に素晴らしかったものを勝手に表彰する企画です。
    • 僕が出会ったタイミングをもとにセレクトするので、今年登場したものだけが選ばれるとは限りません。
    • 各部門最大三つ(金・銀・銅賞)選定します。

    勝手にベストをアワードする

    早いもので、2025年も残すところ1ヶ月弱。今年も無事になんとか終えられそうです。思い返せば、2025年もいろんなことがありました。よかったことや、そうじゃないことも。

    …そんなわけで(?)、振り返りも兼ねて今年からやります。

    その名も、kiminori.me 勝手にベストアワード

    僕が2025年に出会ったあらゆるモノやコトの中から、「えぐ良きじゃん」(意: とても素晴らしい)を選考基準に部門ごとに最大三つ選んで紹介させていただきます。そして勝手に金・銀・銅賞を贈呈します。本当に勝手です。

    なんとも自己満足な企画ですが、紹介するものはどれも素晴らしいものなので、ぜひ覗いてみてください!

    サービス部門

    2025年はしっかり実務なサービスを触った年でした。その割にあまり成果が上がってないのはご愛嬌ですが…。特に、AI 系のサービスをいろいろ試しました。本当に入れ替わりが激しい分野で、触っていて飽きないですね。ただ、その便利さがハマったのは案外少なかったです。発展途上だから仕方ないのかな。そんなこんなでいろいろ触りましたが、以下の三つはかなり有用でした。

    🥉 銅賞: GitHub Projects

    GitHub 謹製の、カンバン式タスクマネージャ。

    今年受講した、アプリデザイン総合演習という授業でものすごくお世話になったサービスです。イシューとしてタスクを設定し、プルリク→マージで消化するというサイクルが開発にジャストフィットして、ものすごく効率的にタスクを管理できました。何せ GitHub のサービスなので、わざわざ横断的に他のツールを使わなくとも良いのが本当に楽でよかったです。

    🥈 銀賞: Cloudflare Pages

    Cloudflare が提供する、フルスタックプラットフォーム。

    本ホームページをデプロイするときに使いました。Webサイトの公開は今まで複雑そうだと苦手意識があったのですが、Pages は拍子抜けするぐらい簡単でした。Hugo にも標準で対応しており、対応するリポジトリにプッシュするだけで自動でビルドが走るのも楽でありがたいです。 あと、Cloudflare でドメインも買ったので、紐付けも非常に簡単でした。なんで無料なんだろう…?

    🥇 金賞: Gemini 3 Pro

    Google 製の生成 AI。

    大学生向け15ヶ月無料キャンペーン が実施されていたので(現在は終了)まんまと契約。さすが Pro 版、今までの無料版とは比べ物にならない精度で物事を回答してくれます。また、それぞれのモードもなかなかレベルが高く、特に Deep Research は参考文献を探すときにかなり重宝しました。ただ一つ怖いのが、これに触れた後に無料版に戻るのがギャップでかなり苦しそうなこと…どうにかならないかな…。

    ソフトウェア部門

    今年も例に漏れず、かなりの数のソフトウェアを試した1年でした。入れては消し、入れては消し…。たとえ使わなくとも、観賞用(?)として残しているソフトもポツポツ。そんな荒波を潜り抜けて、無事レギュラーの座を掴み取った三つを勝手に選定しました。

    🥉 銅賞: カレンダー(Apple)

    Apple純正のカレンダーアプリ。

    原点回帰、というべきなんでしょう。結局これに戻ってきました。必要十分な機能と、邪魔しないデザイン。さらに純正リマインダーアプリとの統合がかなり便利で、長きにわたっていたカレンダーサービス探しの旅にもひとまず終止符が打たれました。こういうのでいいんだよ。

    🥈 銀賞: Obsidian

    高速な Markdown エディタおよびマネージャ。

    長らくちょっと本腰を入れるメモには Notion を使っていたのですが、どうにも動作がもっさりしているのがネックでした。そこで代わりに導入したのがこの Obsidian です。リッチなメモを Markdown 記法で書ける上に、拡張機能が素晴らしく、痒いところにもほぼ確実に手が届きます。しかもサクサク。お陰でもう Obsidian がないと苦しい体になりました。便利!

    🥇 金賞: Zen Browser

    Firefox ベースの オープンソース Webブラウザ。

    本当にありがとう。そんな言葉を送りたい金賞は Zen Browser です。僕は宗教上の理由で Chromium 系ブラウザをメインにすることができず、困り果てていたところに登場した救世主です。Zen 最大の特徴は UI で、格納可能なサイドバーにコントロールが集約されているのが特徴です。これのおかげで画面を目一杯に使ってブラウジングができるので、もう病みつきです。似たような UI を持つブラウザ(というか元ネタ)としては Arc があるのですが、Chromium 系かつ開発が終了してしまったので…。かなり完璧に近いブラウザな Zen ですが、唯一動作がやや不安定なところが気がかりです。まぁ開発は非常に活発なので、そのうち改善するであろう(現に改善されてきている)と思います。本当にありがとう。

    ガジェット部門

    あまり信じてもらえないかもしれませんが、今年は倹約の年でした。ゆえに、あんまりガジェットを買えていないのです…。

    ただ、数少ない買ったガジェットはかなり当たりを引けたので、それから二つ選定しました。

    🥈 銀賞: Nothing Ear(a)

    英 Nothing 社のワイヤレスイヤホン。

    僕は Nothing というブランドが大好きで、2代前のイヤホンも Nothing で買ったほどです。この Ear(a) はビジュ最強ながら機能の豊富でコスパの良い一台になっています。音のことは耳が貧弱なので良くわかりませんが、悪くはないはずです。僕はかなり良いと思っています。バランスよくまとまった完成度の高い一台、かなり満足度が高いです。

    🥇 金賞: CIO NovaPort DUO 65W

    CIO の 2口 65W USB-C 充電器。

    とにかく小さい。これにつきます。30W 級の充電器と大差ない大きさながら、65W の高出力、しかも二口。充電器のサイズなんて今まで気にしてませんでしたが、手に入れてからはその地味ながらも確かな便利さにしみじみ。しかも二口あるポートにどう挿しても勝手にワットの割り振りを判断してくれるので、いちいち刺す時に考える手間も発生しません。充電器にしては少々お高いですが、買って確実に損はしない一品です。

    外食部門

    僕の趣味の一番手に、美味しい外食巡りがあります。今年もこの趣味は皆さんのおかげでかなり充実をしました。気楽に誘ったり、誘われたり。そのどこも絶品で、選考にはかなり悩みましたが…なんとか選び出しました。絶品の三つです。

    🥉 銅賞: コイチカレー - 本日のメニューよりあいがけ

    コイチカレーのあいがけカレー

    東心斎橋にあるコイチカレーさんのあいがけカレー。

    本格的なスパイスカレーを出すお店を何店か今年も巡ったのですが、その中でも今年のベストはこの一皿。なんと説明したらいいかわからないのですが…日本人に最適化されたスパイスカレーです。特に写真右側のカツオのカレーが出汁の深みがあって美味しく、気づいたらなくなっていました。美味しいスパイスカレーを食べたかったら、まずはここかも。

    🥈 銀賞: ベリーグッド麺 - 特製濃厚ごま坦々つけめん

    ベリーグッド麺の特製濃厚ごま坦々つけめん

    白鷺にあるベリーグッド麺さんの特製濃厚ごま坦々つけめん。

    この店は世の中にあるすべてのつけ麺の頂点に君臨していると個人的に思っているのですが、その中でも今年はこの特製濃厚ごま坦々つけめんを選びました。つけ汁の胡麻の香りとピリリと効いた辛さ、そこから支える出汁の深み…。そこに小麦香る太麺ですから、美味しいに決まってるんです。そうじゃなかったら嘘ですからね。この衝撃は、ぜひ口の中で体験してほしい。絶対に行った方がいいお店です。

    🥇 金賞: 麺ファクトリー JAWS 2nd - 特製地鶏醤油らぁ麺

    麺ファクトリージョーズセカンドの特製地鶏醤油らぁ麺

    玉造にある麺ファクトリー JAWS 2ndさんの特製地鶏醤油らぁ麺。

    もう、完璧です。ラーメンの一種の完成形かもしれません。芯がグッと通りながらも澄んだスープ、太さ・香り・喉越しすべてが完璧な細麺、燻されたとろける焼豚、妥協なきメンマ、気づいたらなくなってる味玉。僕の語彙じゃこれらの寸分の狂いもない完璧な調和を表現しきれません。今年という枠じゃなくて、すべての時期で見ても稀に見る究極の一杯でした。本当にびっくりするぐらい美味しいので、今すぐ調べて食べにいきましょう。その時は僕も誘ってください。

    音楽部門

    今年もいろんな曲を聴きました。個人的に今年は聴くジャンルが大きく変化した年で、日本語ラップの曲とK-POPを新たに聴き込むようになりました。

    選定は本当に悩みましたが、紹介する手前、配信がない楽曲は泣く泣く選定外としました。YouTubeにあることにはあるのですが、権利者の許諾を得ているかは微妙だったので…。

    悩みに悩み、3曲をなんとか選び出しました。最終的に重視したのは…初めて聞いた時のインパクトです。揃いも揃って「くらう」3曲なので、ぜひお聴きあれ。

    🥉 銅賞: 初星学園 - アイヴイ

    バンダイナムコのゲーム、学園アイドルマスター に登場するアイドル、月村手毬の1曲。

    いわゆるアイドルゲーの楽曲の概念を完全に覆すような、キリッと冴え渡るような旋律と歌声に一目惚れ(一聴惚れ?)しました。この曲は展開がかなりはっきりした曲なのですが、そのバランスが完璧。最後の転調は分かっていても気持ちが良くて「くぅ〜!!!」とワサビ効き状態になります。予定調和の最高峰、そんな曲です。

    🥈 銀賞: sam gellaitry - assumptions

    sam gellaitry の2021年の楽曲。

    この曲との出会いはちょっと変わっていて、Instagram のリール動画の BGM として耳に残ったのが最初です。その古めかしいながらも粗が削れた新しい音(なんとも表現が難しい…)にビビッときて、慌てて Shazam で特定してそこからヘビロテ。しかも出会いから程なくして行われた Apple の WWDC 2025 のイントロに採用されていて、なんだか嬉しくなりました。懐かしくて新しい、音楽のブレンドを味わいたいならこの曲はピッタリです。

    🥇 金賞: XG - GALA

    日本人7人組グループ、XGの一曲。

    この曲は既存の音楽ジャンルの枠を破壊しうる、とんでもない曲です。こういう曲を、同じ日本人が歌って踊っているその事実がまず嬉しい。XGは去年から聴き始め、その圧倒的な実力に毎度驚かされていたのですが、この曲はその中でもトップの衝撃。旋律・曲の展開・歌唱力・ラップ…何から何まで暴力性すら感じさせるパンチ力。カリスマ性が凄すぎる。この曲がMステで流れた時は異質すぎてちょっと笑っちゃったまであります。日本の音楽を新たな次元へと誘うようなぶっちぎりのこの曲は、聞かないと勿体無い。

    YouTubeチャンネル部門

    2025年は、言うなれば「VTuberってやっぱええよね」な年でした。それを反映するように、勝手に選出したチャンネルの全てがVTuberのチャンネルになりました。

    誤解を生むような言い方かもしれませんが、VTuberって作業のお供として最適なんですよね。一人孤独に課題やエラーに向き合っている時、楽しそうに長時間喋ってくれる存在はかなり貴重です。今回ご紹介する3人には特に救われました。

    🥉 銅賞: 七瀬 すず菜 / Nanase Suzuna【にじさんじ】

    にじさんじ所属の配信の鬼。

    ほぼ毎朝配信をしているほか、基本的にほぼ毎日2~3回行動をしているため、気づいたら配信中のモンスター。竹を割ったようなさっぱりしたトークが小気味良く、穏やかな心で配信を開くことができるのが良いです。ただ、あまりにも配信ジャンキーなのが気がかり。体調が心配になるレベル…。

    🥈 銀賞: 石神のぞみ / Ishigami Nozomi【にじさんじ】

    にじさんじ所属のカリスマインフルエンサー(自称)。

    一言で表すならば「おもれ〜人(おもれ〜んちゅ)」。常識とおふざけの塩梅が絶妙で、その引き出しの多さを活かしたトークが聞いてて飽きないです。プレイするゲームも僕好みなのも良い。また、今年日本語ラップをよく聞いたのも彼女の影響だったりします。

    🥇 金賞: 沙汰ナキアASMR - Nakia Ch

    個人勢ASMR配信VTuber。

    圧倒的な作業との親和性と、定期的な配信による供給が何度も何度も作業中の僕を救ってくれました。以前よく聴いていたASMR動画投稿者さんたちが軒並み動画投稿頻度が落ちてきたところに君臨した救世主的存在です。音よし、声よし。コンテンツとしても全て全年齢向けで安心して聴けるのも良いです。多分、今年一番聴いているチャンネルのはず。納得の金賞!

    個人的流行語部門

    おふざけ部門です。

    個人的に今年新たに誕生した口癖を、その頻出順にランキングして上位三つを選定しました。なんなんだろうこれ。

    普段から僕と話す人は「あぁ〜…」となると思います。ただ、それだけ。

    🥉 銅賞: ほならね理論

    語意・用例: 「ほならね」と同義。だったら。「そんなん…ほならね理論案件やん」

    友人などに妙に責められている時に出がちな悪あがきです。ほならね自体はぼちぼち言ってた気がしますが、今年は語尾に「理論」がつきました。が、だからと言って責めが終わるわけではないのだ…。

    🥈 銀賞: 理解の「り」

    語意・用例: おおよそ理解した。大体わかった。「…なるほど。理解の『り』」

    「基本の『き』」からインスパイアを受けたであろう言葉です。完全に理解したつもりだけど、ちょっと怪しいからぼかし目に言いたいって時によく使いました。な〜んか語呂が良くて使っちゃうんですよね。

    🥇 金賞: えらじゃん

    語意・用例: すごく偉い。「課題もう終わらせたん?えらじゃん」

    今年は単語+語尾「じゃん」にハマった年でした。えらじゃんの他にも、「エグじゃん(エグい)」「ヤバじゃん(ヤバい)」なども多用した覚えがあります。おそらく語源はブルーアーカイブのキャラクター、聖園ミカの「~に決まってるじゃんね?」に(プレイしてないのに)影響されたもの…と思ってたのですが、母の実家の三河弁の言い回しでもあるらしく、思っていたよりもDNAの深いところからの発露だったようです。ヤバじゃん。

    終わりに

    以上で、勝手に選び終わりました。こうやって振り返ると、1年いろんなことがあったなぁと思い出せて良いですね。同時に、時の流れの速さに驚きもします。ついこないだまで6月だったのに…。

    このシリーズは kiminori.me が存続する限り毎年やるつもりです。部門の入れ替えとかはあるかも知れないけど、1年の振り返りとしてなるだけ続けたいなぁ。

    そんなわけで、長々とお付き合いありがとうございました。この企画としてはまた来年の大体この時期にお会いしましょう。それでは。

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